【岐阜】長崎屋の松風(岐阜市)

岐阜菓子

全国各地に名物菓子として存在する松風。
地域によって特徴があるのも楽しい。

松風は、砂糖と小麦粉を混ぜ合わせ、ケシの実をまぶし焼いたもの。
江戸時代より変わらぬ製法。

名前の由来は、世阿弥の能楽作品「松風」の元となった在原行平の歌。
「わすれては波のおとかとおもうなり 枕に近き庭の松風」

1720(享保5)年創業の老舗菓子屋「長崎屋総本舗」で購入。

自分用だったので、久助を。
これも本店巡りの楽しみ。

長崎屋総本舗
岐阜県岐阜市中竹屋町38
1720(享保5)年創業

全国各地の松風
私が初めて「松風」というお菓子に出会ったのは、熊本県菊池市。日本一薄い和菓子があるということで向かった。砂糖、小麦粉、卵を薄く焼いたお菓子で、正観寺丸宝のものはその薄さ1.2mm。元は京都から持ち込まれたという。だけど、京都にあるそれは、ま...