日本三大菓子処と言われているのが、「京都」「金沢」「松江」。
3つの町に共通しているのは、殿様のお膝元、茶の湯文化が発達した城下町であること。
松江のお菓子を語るにあたって避けて通れないのが、不味公(ふまいこう)です。
松平家7代藩主の松平治郷(1751~1818年)で、江戸時代の代表的茶人の一人。
茶の湯の文化を松江に浸透させ、また、収集した茶器の銘品・銘菓は「不昧公御好み」として現在にも伝えられます。
ちなみに、松江三大銘菓といわれているのは、「山川」「若草」「菜種の里」。
明々庵(めいめいあん)は、松江市の塩見繩手にある松平不昧ゆかりの茶室を主とする古庵です。
松江城を望む高台にあります。


素敵なお庭を眺めながら、不昧公御好みの菓子である「若草」と「菜種の里」をいただきました。
残念ながら、不昧公の建てた茶室ではないです。


若草(左)
求肥に薄い緑の寒梅粉をつけたもの。
若草 松平不昧公の歌から命名されたという。
菜種の里(右)
寒梅粉と砂糖を使いしっとりと仕上げた菜の花色の落雁。
焙じた玄米を散らす。
春の菜の花畑を蝶が舞うさまを表現している。
1779年(安永8年)に家老有沢弌善のために殿町にある彼の邸内に建てた茶室。
