由利本荘市、鳥海・矢島地域の郷土菓子。
アカマツの樹皮の内側を練り込んだ大福餅。
松の木は長寿を、緑は目出度さを表すということで、祝いの席で食べられてきたそうです。
ひな祭りには三色の菱餅(白餅、よもぎ餅、松皮餅)として作られました。
江戸時代、天明の飢饉の時の救荒食とも、兵糧攻めに備えて発明されたとも言われています。
松の樹皮入りのお菓子は始めて。
何か乾いた植物のような香りがほのかにして、塩味の効いた餡にしっかりとしたお餅で美味しかったです。
鳥海山登山ルートの入り口、竜ヶ原湿原に行く途中の直売所「菜らんど」で購入。
菜らんど
秋田県由利本荘市鳥海町伏見久保146−1